岡かおりFORTUNA法律事務所国際法務専門サイト

国際法務専門サイト

お問い合わせ
Contact
TOP 基礎知識 国際取引と国内取引の違い...

Knowledge基礎知識

国際取引 トラブル国際取引 国内取引

国際取引と国内取引の違いとは

国内企業が売り上げを伸ばすためなどの成長戦略として、あるいはより安価な原料の入手を求めるなどとして、昨今では外国企業との国際取引が活発に行われています。
そして、これから外国企業との国際取引を行おうと考えている事業者の方も多いのではないでしょうか。
国際取引を行おうとする場合に、国内取引と同様の感覚でいると手痛い損害を被ってしまうリスクもあります。
そこで、以下では、国際取引と国内取引の違いについて解説いたします。

国際取引と国内取引はどのような点で異なるのか

国際取引とは、外国企業との間でなんらかの契約を交わして取引を行うことをいいます。
国際取引の場合、国内取引とは異なる点としては、言語や法令・制度、商慣習などが挙げられます。
そのため、国際取引における市場調査や信用調査、契約内容の交渉、契約書の取り交わしなどの契約締結等の各段階において、国内取引におけるそれよりも特に慎重に行うことが重要です。

国際取引におけるトラブル

国際取引は上述のように国内取引とは異なる点が多くあり、事前準備や事後対応を怠ったことにより不測の損害を被るなどのトラブルが発生することがあります。

例えば、国内企業が外国企業に対して自社製品を製造する上で必要な食品を発注した事例において、契約書などを作成しないで発注書のみで継続的な食品の売買契約を締結した場合を想定してみましょう。
この場合において、外国企業から納入された食品が腐ってしまっていた、あるいは当初想定していた食品の品質よりも劣っていたというような事態が生じた場合、国内企業は契約書を取り交わしていなかったがためにその代替品の請求や損害賠償請求ができないといったリスクを負うことになります。
そのため、国際取引を行う場合には、契約締結段階できちんと契約書を締結することも重要になります。

また、取引相手である外国企業の所属する国が発展途上国であり、政治体制が安定化していないというケースでは、契約書等がきちんと締結されていたという場合であっても、政治体制が契約締結後取引開始までに変わってしまい、輸出入ができなくなったり、為替送金ができなくなるなどのトラブルが発生することがあります。
そのため、国際取引を行う場合には、事前の市場調査として、その国の政治体制等に関する調査も重要になってきます。

国際取引・契約については、岡かおりFORTUNA法律事務所にご相談ください

国際取引では国内取引以上に様々なリスクを想定した上で慎重な取引を行うことが重要になってきます。
そのため、国際取引が初めてであり、契約交渉等に不安がある場合などには、国際取引について豊富な実務経験を有する弁護士などの専門家に相談することも重要です。
外国企業との国際取引でお悩みの方は、岡かおりFORTUNA法律事務所までお気軽にご相談ください。