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海外進出を検討したときに日本企業が準備しておくべきこと

近年、日本企業が自社の成長戦略などの目的で海外進出を検討することも増えてきています。
もっとも、海外進出を検討する場合には、国内取引とは異なる注意が必要となります。
そして、そうした注意を払うことを怠ると、取引上の損害を被るなど不測のトラブルが発生することがあるため、事前準備が重要となります。
そこで、以下では、海外進出を検討したときに日本企業が準備しておくべきことについて解説します。

海外進出のためには何を準備すべきか

海外進出を検討する日本企業が準備しておくべきこととしては、主に①海外進出に伴うリスクを把握すること、②予備調査や現地調査といった事前準備を周到に行うことが挙げられます。

①海外進出に伴うリスクを把握すること

海外進出をする場合、日本とは言語・コミュニケーションの仕方が異なっていたり、商慣習や法令・制度が異なったり、現地での人材確保をどうするかといった問題があります。
こうした問題を放置して海外進出をしてしまった場合、現地である商品を取り扱うために許可が必要であるにもかかわらず許可をとっておらず、その国から責任追及をされるなどのリスクや相手方の外国企業の契約上の債務の履行が不十分でも責任追及ができないといったリスクなどがあります。
海外進出を検討する場合には、上記のようなリスクをはじめとして、様々な起こり得るトラブルやリスクについて把握することが重要となります。

②予備調査や現地調査といった事前準備を周到に行うこと

海外進出に伴う予備調査としては、以下に挙げるような調査が必要です。

・いかなる予定で海外進出計画を進めていくのか
・どの国に進出するのかという市場調査(商慣習・法制度の調査を含む)
・どのような形態で海外進出するのか
・把握したリスクについてどう対処するのか
・トラブルが発生した場合の対処法
・現地での人材確保手段はどうするのか
・海外進出に伴う資金はどこから捻出するのか

自社のみでの情報収集に限界がある場合には、弁護士などの専門家に相談することも重要です。
また、国内での予備調査で得られた情報と実際の状況には乖離がある場合があります。
そのため、実際に進出を予定する国において、現地調査を行うことも重要となってきます。

日本企業の海外進出は、岡かおりFORTUNA法律事務所にご相談ください

海外進出にはリスクが伴うため、周到な事前準備が重要となってきます。
海外進出についてお困りの方は、岡かおりFORTUNA法律事務所までお気軽にご相談ください。